5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【天上碑】思い出話し始めようか Prat 2

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/10 07:38 ID:ho0MirGF
 ある日、しばらくリアル事情にてログインしてなかったその日、天上の夫からメールが届いた。
『突然ですが・・・、昨日引退宣言しました。』
心臓を氷で掴まれたような錯覚がしたのを覚えている。
引退宣言後 彼はキャラを半譲渡し、捨て垢で私の貸した短剣で権利を作っていた。
『受け取ってもらえるかわからないけど、ある人にあげるんだ』
そう言って黙々と山賊を狩っていた。
私に黙って引退宣言したこと、そしてその理由も言わないこと
話しだしたら責めてしまいそうで、言葉が出なかった。
いつも通りの冗談交じりの会話、たまに繰り返す悲しい沈黙、
何度か繰り返したとき、ようやく理由を言ってくれた。
『リアルで好きになる前に消えようと思う。』
最初、何かの冗談かと思ってバカにしたけど、
ディスプレイに書き綴られる真摯な想いが真実であると語っていて苦しくなった。
リアルを何よりも最優先にする彼。真面目で実直で、熱血で・・・自分よりも周りの和を大事に想う人。
その全てが好きだった。
たぶん、彼よりも私の方が惚れていたと思う。
けど、それは私にとって絶対に口に出してはいけない言葉。
リアルを大事にする彼に嫌われたくなくて、今まで言わなかった言葉。
それを逆に彼から言われ、その時私はPCの前で、ゲームの画面に向かって泣いてしまった。
『ネットはネット、ゲームはゲームって思ってるはずなのにね〜。最終的にやっぱり相手は人間なんだよね。』
理由を聞いて、わずかながらの期待を抱いて引退をやめるよう懇願した。
初めて彼に我侭を言った。
いつも通りに冗談交じりで。言ってみてるだけだけど、心は真剣に。。。
けれど 一度決意したら絶対に曲げることのない彼は、やはり私の願いを聞き届けてはくれなかった。
辛いけれど、悲しいけれど、自分に対して厳しい彼が好きだった。

149 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.02 2018/11/22 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)